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「気持ちいい」「子作り」だけじゃない、セックスのメリットを真面目に考えてみた
タブー視されがちだけど重要なのは間違いない。でも学ぼうと思っても手の届く情報には間違いだらけ。世界には真面目に「エロ」を研究している優秀な研究者がいっぱいいる。彼らが追究する「不謹慎で真面目な科学」の世界を覗いて、ベッドの上で幸せをつかむ方法を考えます
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おくさん
2024/02/05

本ニュースレターにご関心をもっていただきありがとうございます!本ニュースレターでは、中国清華大学大学院に留学中でありサイエンスライターなどの業務をこなす筆者が、科学的知見をベースにあなたの人生の道しるべを提案します。

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私は極度の面倒くさがりでありとにかく「もっと楽に生きられないものか」と考えておりまして、無駄な寄り道をしなくない!という思いから、普段より「人生で近道をするための」学術文献を読み漁っています(去年は大体2000本くらい読んだ)。私自身の専門は免疫、環境、公衆衛生のあたりですが、心理学、恋愛、性科学、栄養学、運動科学などの論文にも手を伸ばしています(Xでも毎日一報くらい投稿しています)。本ニュースレターでは、私が個人的に気になって、徹底的に調べあげたエビデンスベースの情報をあなたにも共有していく予定。しばらくは試行錯誤しながらの配信になるかと思いますが、少しでも興味があれば温かく見守っていただければ幸いです。


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というわけで今回は「真面目なエロ」のお話。世の中には様々な分野で研究活動が行われているわけですが、それは「性」の分野も例外に非ず。立派な大学を出て「超優秀」と評価される研究者たちが人生をかけて「性の科学」を昼夜追究しています。「性や恋愛をエビデンスで語るのは野暮である」、といった意見があるのも承知ですが、これらが人生において大きなウエイトを占めるのは事実。となれば、少しでも可能性の高いルートをたどることでより幸せな恋愛・性的関係を築きたいと、私は思うのです。


とはいえ、特にこの分野では唯一解がないものがほとんどだし、「絶対これに従わなくてはならん!」と考える必要は決してないという考えには激しく同意。あくまで一つの「ヒント」「提案」として受け取ることが大事なんじゃないか、と。


そんな思いでこれまで性や恋愛の分野でリサーチ・執筆を行ってきており、過去には、日本性知識普及協会の瀧本さまの著書『おとな性教育』のリサーチ協力を担当させていただいたほか、



といった記事を書いたりもしてきましたね。具体的には、


  • 遠距離恋愛を成功させるために必要な要素って?
  • 「肩幅が広い方がモテる」って本当?
  • 結婚したら口座は一つにすべき?
  • 初デートは何時間がベスト?
  • 「モテる顔」の定義は?
  • 男女別「浮気」の定義
  • 性欲が高まる感情コントロール戦略
  • エロ動画の視聴と恋愛・性的満足度の関連
  • 高齢者の性事情
  • 「男の方が女よりエロい!」の真偽
  • 性欲をコントロールしている脳の部位
  • 薬物療法と同じくらいEDに効く運動
  • スマホの使用時間と精子の質の関連
  • カジュアルセックスに寛容な女性の特徴
  • ベストなパートナーへのプレゼント


といった感じで、こう見ると結構幅広い角度から、恋愛や性のトピックを扱ってきたことがお判りいただけるのではないでしょうか。


広告に頼る必要のない本ニュースレターでもこれらのトピックはガンガン扱っていきたいと考えておりまして、上述の通りエビデンスベースで取り扱うことに抵抗を感じる方は完全スルーしていただいて全く問題ありません(ほかのトピックの時にはスルーしないでいただきたいですが)。が、「サンプル数1」の個人のブログ等よりは圧倒的に信頼性が高いものとなっているかと思いますんで、少しでも関心があれば覗いていっていただければと。リクエストなども大歓迎です。

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というわけで、ニュースレター初回のシモ系トピックは、「セックスのメリット」です。


は?と思われた方もおられるかもしれません。ではなぜ人はセックスをするのでしょう?そう問われたらどう答えるでしょうか?


快楽、子作り、カップルの関係性の維持向上といったあたりがまず挙げられるかもしれません。しかし、赤ちゃんができる確率が天文学的に低くても、今後二度とかかわりを持たない人とでも、本当は痛みを感じることになるとわかっていても、多くの人間は性行為に及ぶわけで、ほかの種から見れば極めて謎な行動をとっているといえるでしょう。


進化論的な見地から見てもこの人間の行動は少々不可解で、ご存じの通り人間は子孫を残すためだけにセックスをする他の動物とは全く異なる「性的活動」を行います。例えば女性は、毎月わずかな期間しか妊娠可能でないにもかかわらず月経周期を通じて性行為にオープンであるし(お尻が赤くなるサルみたいに一見して見抜けるシグナルもない)、閉経後、つまり妊娠可能な時期が終わってもずっと性的な関係を楽しみ続けるわけです。


しかもそれは女性に限ったことではなく、同性カップル、避妊をしているカップル、子供を作れないことが確定しているカップルでさえも、セックスに貴重な時間を割いており、人間のセックスは単に「子孫を残すための道具」でないのだろうって考えるのも決して不思議ではないでしょう。


では、セックスが必ずしも子作りのためではないとしたら、セックスには他にどんな「トリック」があるのでしょう?これが今回のニュースレターのメイントピック。この点、セックスは厳密な生殖的ではないという意味で「非生産的」みたいなレッテルを貼られることもありますが、近年セックスがもたらす「隠れた恩恵」が複数の分野で確認されてきてるんですよね。てなわけで、以下では「生殖」の役割を超えたセックスのメリットを10個ほどまとめてご紹介してみようと思います。

(合わせてジャレドダイアモンドの「セックスはなぜ楽しいか」も一読するのを激しくお勧めします。データが古めなのが玉に瑕ですが。)


心臓にいい!

勃起が将来の心臓や血管の健康のバロメータになるぞ!ってデータは昔から報告されていますが、最近の研究では、性行為の頻度が心臓リスクを予測するぞ!みたいな結果が示されていたりします。


例えば、American Journal of Cardiology誌に発表されたある研究では、心臓疾患の既往歴のない50代の男性1,165人を対象に、平均16年間にわたって追跡調査を実施。EDなどの要因も統計的に調整して、性行為の頻度自体と心血管の健康リスクの関連に注目したらしい。


その結果、性行為の頻度が月に1回以下の男性は、週に2~3回以上と答えた男性に比べ、心血管疾患のリスクが45%高かったんだとか。このリスクの増加は、年齢や既存のEDの状態などの変数を考慮した後でも一貫していたそうで、「シーツの下での騒がしさ」が心臓の状態を健康に保つうえで重要な役割を果たすのではないか、と。


まあこの点については性行為自体が心血管にいいというよりも、性行為によってパートナーとの関係性が向上したり、運動習慣が構築されたり、食習慣が改善されたり、ストレスが軽減したり、ソーシャルサポートが増加したり、、、みたいに間接的なメカニズムが働いているのかなーって説の方が有力ですが、とにかく「45%」といえばかなり大きい違いですんで、積極的なセックスは心臓にとっても喜ばしいことなんだろうなーって感じますね。


天然圧力弁

研究によると、セックスには血圧を下げる効果もあるぞ!ってことが報告されております。


例えばSexual Medicine誌に発表された研究によると、性行為を行った翌日は血圧が低下し、さらに性行為によってオーガズムに至った参加者ではその効果が特に顕著に認められたらしい。具体的には、参加者の血圧測定値は最大で13%も低下していたそうで、これは標準的な血圧降下剤と同等の効果だと指摘されてます。


こちらも詳細なメカニズムはいまだ謎ですが、研究チームは愛情ホルモンとして知られるオキシトシンが大きな役割を担っているのでは?と考察しておりました。要するに、性行為中に分泌される大量のオキシトシンによってストレスが軽減し、血管が拡張、結果的に血圧が低下するのではないか、と。


もちろん薬物療法や生活習慣の改善といった介入の代替となるものではないでしょうが、かなり急性的に、しかも自然に、気持ちよく、(運動量やカロリー消費量もそこまで高くないのに)ここまでの効果が得られるのはなかなか面白いっすね。


精神的幸福

定期的な性行為がメンタルにいい!ってのは数多くの研究に裏打ちされているところ。これはCovid-19の期間中でさえも同様に当てはまることが、Journal of Sexual Medicine誌に掲載された研究によって明らかになっていたりします。


こちらは2020年5月に、英国の18歳から32歳の565人を対象に行った調査で、ロックダウン前とロックダウン中のセックスとマスターベーションの頻度、ポルノの視聴、社会的セクシュアリティ(浮気、一夜限りの関係、セフレなど)、過去1年間の性的パートナーの数、などを尋ね、ロックダウン中のメンタルヘルスや全体的な幸福感にどのような影響を与えたかも分析したらしい。


その結果、ロックダウン中も性行為を頻繁に行っていた人は、あまり活発でなかった人に比べて、不安や抑うつのレベルが有意に低く、全体的な幸福度も高かったんだとか。この傾向はカジュアルなセックスのケースでも当てはまるようで、性行為が肉体的快楽以上のパワーを秘めているんじゃないか、と。


まあ不安や抑うつが危険なセックスの頻度と関連するって報告もあって、頻繁にセックスをすればメンタルが改善する!って一概に言えるわけではないんでしょうがね。


睡眠の自然療法

2016年のオタワ大学のレビューによると、睡眠前のセックスがストレスの減少、入眠、睡眠の維持に役立ち、「睡眠のトラブルに対する代替・追加戦略」となりうるぞ!って結論付けていたりします。


個別の研究では、参加者の63%がオーガズムに至るセックスの後、眠りにつきやすくなった、71%が睡眠の質が向上したと報告した、なんてデータがあったりします。面白いのは、この効果に男女差はなかったそうで、「行為後男はうとうと、女はバキバキに起きてる」っていうステレオタイプとは反する結果だったらしい。


ただし、メカニズムは男女によって異なるルートが想定されていて、女性では、セックス後のエストロゲンレベルの上昇がレム睡眠の誘導を促進したり、全体的な睡眠の質にも寄与すると考えられている一方、男性では、オーガズムの際に分泌されるバソプレシンが同様の役割を果たしているのではないか、と。まあこの辺は現状動物実験がメインなんですけど、基本的にはヒトでも同様のパスウェイが当てはまるんだろうといわれてますね。


ただ、マスターベーションを考慮に入れると、筋書きはもっと複雑になるみたい。Journal of Sleep Research誌に発表された研究では、256人の参加者に14日間の日記をつけてもらったところ、オーガズムを伴うパートナーとのセックスは入眠時間の短縮や睡眠の質の向上と関連していた一方で、オーガズムをともなわないパートナーとのセックスやマスターベーションは入眠時間の「延長」、睡眠の質の「低下」と関連していたんだそう(ちなみにこの悪影響は男性の方が顕著だった)。


Sehatu Sleep社のAmer Khan博士は、「寝る前にオーガズムを求めることよりも、肉体的、感情的、精神的な一体感の方が重要だ」なんてコメントしていたりして、単なる物質的な射精やオーガスムだけでなく、性行為による睡眠改善効果ってのはパートナー間で共有される感情的・精神的なつながりに深く根ざしているんじゃねーのってとこですね。


また、セックスと睡眠の関係は双方向的である点も重要。睡眠時間の短縮や質の低下は、気分、性欲、恋愛意欲に悪影響を及ぼし、睡眠パターンと性行為の間に負のスパイラルを生み出すことが、研究でも明らかになっておりますんで、ぜひとも両方からのアプローチを心がけていただければと。


免疫力アップ

研究によると、週に1、2回以上性行為をする人は、唾液中の免疫グロブリンA(IgA)のレベルが高かったらしく、ヒトパピローマウイルス(HPV)のような病気を阻止するIgAの役割を考えても定期的な性行為は重要だろうと指摘されますね。


セックスによる免疫ブースト効果はCOVID-19の文脈でも確認されておりまして、2021年の研究では、少なくとも月に3回の性行為を行っている人は、それ以下の人に比べてCOVID-19の感染や重症化のリスクが低かったらしい。こちらも正確なメカニズムは現在研究中であるものの、一説によると、性行為中の血管拡張、血流増加が抗体をより効率的に全身に分布させるのに役立っているのでは?とか考えられていたりしますね。


また、オーガズムに伴って放出されるオキシトシンも重要な役割を果たしているだろうと考えられておりまして、上述の通り、オキシトシンは同時に睡眠の改善効果ももたらすことで、二重のルートでより効率的で回復力のある免疫反応の実現に寄与しているのでは?って説もあったりとか。


さらに予備的なデータではありますが、イランのタブリーズ大学の研究では、性行為によって花粉症の症状が改善されるのでは?ってとこが報告されています。なんでも性行為によって鼻と目の血管が収縮することで、鼻づまりが緩和し、目の炎症が軽減したのだとか。


とにかく、セックスが私たちの免疫システムに与える影響の全容は解明されていないものの、より健康的で回復力のある体を作るための最も楽しい処方箋の一つであるといっていいんじゃないかなーって感じですな。


前立腺がん予防

男性で最もリスクが高い前立腺がんを定期的なセックスで予防できるかもよ!みたいな研究があったりします。


この点に関しては、最近は約32,000人の男性を対象に行われたハーバード大学の研究が引き合いに出されることが多め。この研究によれば、射精の頻度が高ければ高いほど、将来前立腺がんを発症するリスクが低くなる傾向があったらしい。具体的には、特に月に20回以上射精する男性は、月に4~7回射精する男性に比べて前立腺がんのリスクが20%低かったんだそうな。


研究チーム曰く、「私たちのシステムは、流れ、入れ替わるようにできているのだ」とのことで、要するに頻繁な射精によって前立腺から発がん物質を「洗い流す」ことができているのではないか、と考えられているらしい。まあこの数字はパートナーとの性行為とマスターベーションを区別してないんで、必ずしもこのエントリにおける「セックス」に限らない効果だし、何回でプラトーに達すのかとかもよくわからんですけど、とりあえず「週5回」ってのは一つの目安として覚えておいてもよいかもしれないですな。


骨盤底筋強化

International Urogynecology Journalに掲載された研究によると、定期的にセックスを行う女性は、セックスの頻度が少ない女性に比べて、骨盤底筋が強固である可能性が有意に高かったらしい。まあこれは性的興奮と絶頂の生理を考えれば当然で、興奮すれば骨盤の筋肉の緊張は自然に高まるし、オーガズムに達すればケーゲル体操の時と同じように、筋肉が収縮しますからね。


ご存じの通り、骨盤底の役割は寝室だけにとどまらず、女性にとっては丈夫な骨盤底筋は膀胱をコントロールし、失禁などの問題を予防する上で極めて重要だし、男性の場合骨盤底筋が弱いと勃起不全の原因になりえます。もちろん別個にゲーゲル体操とかをしてもいいんだけど、どうせなら一石何鳥にもなるセックスで楽しく代用できれば効率的じゃないでしょうか。


寿命が延びる

ここまでに紹介してきたメリットを踏まえれば不思議ではないかもしれませんが、セックスは「長寿」の秘訣の一つとなる可能性が複数の研究で示されております。


例えば2010年の研究では、男性の場合、性行為の頻度、興味、性生活の質は寿命の延長と正に相関し、癌やその他の特定の原因による死亡リスクの減少にも関係していたらしい。


こちらもまたメカニズムははっきりわかっておらず、複数のパスウェイが提案されているんですが、ここまでに紹介していないものの中から一つ上げるとすれば、性行為中の「エンドルフィン」の放出が絡んでいるのでは?と説明されたりします。この「快感」ホルモンは、一時的な快感にとどまらず、自然免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞の活性レベルの上昇にも関係してまして、セックスはこいつががん細胞や感染症に対抗する能力を引き上げているんじゃないの?って考えられてるんですな。


実際、いわゆる「ブルーゾーン」の一つであるギリシャのイカリア島では、65歳から100歳までの80%以上の人々が「性的に活発」と分類されるって統計があったりして、長寿社会にセックスが見事に組み込まれていることが見て取れるでしょう。


ほかには、2020年にJournal of Sexual Medicine誌に発表された米国の成人15,269人を対象とした観察研究では、少なくとも週に1回性行為をする人は、ほとんど性行為をしない人に比べて早死にのリスクが約50%低かったぞーみたいな結果になっていたりとか。もちろん長寿への道は遺伝、ライフスタイル、環境要因、人間関係など多面的であることは間違いないものの、「健康的な性生活」も(見過ごされがちだけど)重要ないちピースと言えるのではないでしょうかー。


ストレス激減

ペースが速く、ストレスの多い現代社会を生き抜くために、ストレス管理の戦略はなるべくいっぱい持ってるほうがいいよ!ってのは日ごろからお伝えしているところですが、研究によれば「セックス」も強力なストレス対策の武器となりうることが示されております。例えば、


  • ストレスに直面すると、体内のコルチゾールレベルは急上昇する。しかし、定期的に性行為を行っている人は、コルチゾールレベルが上がりにくくまた上がったコルチゾールレベルがより早く元に戻る傾向にあることが研究で示されている(オキシトシンとエンドルフィンによる影響)
  • 2019年に行われた研究では、性的興奮だけでもコルチゾールの減少につながることが明らかになっており、性的刺激がストレス反応系に強力な影響を与える
  • セックスのストレス緩和効果はホルモンの変化にとどまらず、ある研究によると、2週間毎日性交渉を行うと、ストレスレベルを管理する脳の部位である海馬の細胞が成長することがわかった
  • 別の研究では、2週間にわたって定期的に性行為を行った人は、ストレスによって誘発される血圧上昇のレベルが小さいことが確認された
  • 動物実験でも、性行為の頻度が高いラット(具体的には2週間で14回)は、性行為の頻度が少ないラット(2週間に1回)よりも明らかにコルチゾール値が低かった

みたいな感じで、ホルモンの分泌や脳が物理的に変化することで、セックスは私たちのストレス管理における強力な味方となってくれるわけですね。


天然鎮痛剤

セックス中に分泌されるエンドルフィンは、「快感」ホルモンと呼ばれることが多いですが、このエンドルフィンは気分を高揚、多幸感をもたらすだけでなくさまざまな「痛み」の軽減に役立つ可能性が報告されています。


例えば片頭痛もちの患者さんを対象としたある大規模な観察研究では、参加者の34%が片頭痛発作中に性行為をしたことがあると回答、そのうち60%が症状の改善を報告し、33%は症状の悪化を経験していたらしい。インタビューのパートでは、一部の患者さんは、片頭痛を軽減するための手段として性行為を利用していることが報告されておりまして、個人差はあれど有効な痛み対策になる可能性はありましょう。


そのほかにも、定期的な性行為は、骨盤底筋を強化につながり結果的に性行為中の痛みを軽減した、膣内を自分で刺激することで痛みへの閾値が40%向上した(オーガズムまで至ると75%上昇!)、定期的なセックスを行う女性は月経中の痛みのレベルが低くと幸福感が高かった、などといったデータも確認されていたりします。