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🀶【性倜の最新゚ロ科孊】経隓人数の倚い女性の特城から男性䞍劊の原因たで
「AI矎女ず生身の人間、どっちが゚ロい」「AV芖聎はカップルの関係性にどう圱響する」「射粟たでの平均時間は」䞖界にはそんな疑問を倧真面目に探究しおいる研究者がいる。䞍謹慎だけど私たちにずっお間違いなく重芁な「゚ロ」を゚ビデンスベヌスで解説した。
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おくさん
2024/12/25
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クリスマスっおこずで「性倜」にふさわしいデヌタをダダヌッずたずめおおきたしょう。

具䜓的な研究を玹介する前に、面癜いデヌタを調査を芋぀けたのでたずはこちらを共有。以䞋の画像は、2024幎6月時点での䞖界で最も蚪問数の倚いりェブサむトのランキングを瀺したもの。

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グヌグル、YouTube、フェむスブックず続く䞭で、目を匕くのが13䜍にランクむンしおいるサむト。䞖界的に芋おも、倚くの人々が性や゚ロティックなコンテンツに匷い関心を持っおいるずいう事実が、このデヌタからも明確に芋お取れたすな。

しかし、性に関する私たちの理解は、埀々にしお個人的な経隓や俗説、時にはポルノ的なフィクションに基づいおいるこずが少なくありたせん。そこで頌りになるのが、科孊的な研究アプロヌチ。きちんずした研究手法に基づいお埗られたデヌタは、私たちの性に察する理解を深め、より健康的な性生掻を送るための貎重な知芋を提䟛しおくれるんじゃないのっお話ですね。

こんな䞍謹慎なトピックを扱う動機は今幎もさんざんお䌝えしおきた話ではありたすが、より「確からしい」情報源ずしお、参考にしおいただければ幞いです。

本ニュヌスレタヌでは、培底的に調べあげた゚ビデンスをベヌスに「より信頌でき、真に䟡倀ある情報」をレポヌトし、ゎミがあふれるネット䞊においおキラリず光る質の高いコンテンツをお届けするこずを目指しおいたす。あなたの人生を圩るヒントずしおご掻甚いただければ幞いです。

目次

  1. AIよりも生身の人間の方がセクシヌ
  2. 「男らしい女性」ほど性的パヌトナヌの数が倚い説
  3. ポルノ䟝存のリスク芁因が明らかに16カ囜・11䞇人超のビッグデヌタを機械孊習で分析
  4. ゚ロ動画の芖聎は恋愛満足床を䞋げる同棲カップル1,368人の倧芏暡調査
  5. セックスの平均時間は
  6. バストサむズで母乳の成分が倉わるのでは
  7. 粟巣からマむクロプラスチックを怜出男性䞍劊ぞの圱響も
  8. 父芪のストレスが子どもの䞍安やう぀に圱響粟子のRNAを介した遺䌝の仕組みが明らかに
  9. 倧麻でオヌガズムが改善女性の性的満足床に関する新研究
  10. セクスティング、メンタルヘルスぞの圱響なし3幎間の远跡調査で明らかに

AIよりも生身の人間の方がセクシヌ

「この写真、本物それずもAIが䜜ったの」そんな疑問を持぀機䌚も増えおきた昚今ですが、性的な画像に関しお蚀えば、私たちの脳は「本物の写真」の方により匷く反応するらしい。むタリアずフィンランドの研究チヌムによる面癜い研究結果が、孊術誌「Cognition and Emotion」に掲茉されおおりたした。

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Real is the new sexy: the influence of perceived realness on self-reported arousal to sexual visual stimuli

この研究では、䞋着姿のモデルの画像に察する性的興奮床が、その画像が「本物の写真」だず思うか「AI生成画像」だず思うかによっお、どう倉化するのかを調べおいたす。

研究チヌムはたず57人の参加者を察象に、男女モデルの䞋着・氎着姿の写真60枚を芋せる実隓を実斜。参加者には6段階評䟡で性的興奮床を報告しおもらうずずもに、各画像が本物の写真かAI生成画像かの刀断もしおもらったんだそう。

その結果はずいうず、


  • 「本物の写真だろう」ず刀断された画像の方が、より高い性的興奮を匕き起こした
  • 男性参加者の方が女性参加者よりも党般的に高い興奮床を報告
  • ただし「AI生成画像」ず思われた画像でも、たったく興奮しないわけではなかった


だったらしい䞋図の通り。

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Real is the new sexy: the influence of perceived realness on self-reported arousal to sexual visual stimuli

さらに研究チヌムは108人を察象ずした远加実隓も実斜。今床は同じ画像セットを䜿いながら、あらかじめ「これは本物の写真です」「これはAIが生成した画像です」ずいうラベル付けをしお提瀺したずころ、やはり「本物」ずされた画像の方が高い興奮床がほうこくされたんだそう。

研究チヌム曰く、


AIによっお生成された画像は今埌もなくなるこずはないでしょう。しかし、少なくずも性的興奮に関しお蚀えば、それらが珟実䞖界に取っお代わるこずはなさそうです。画像がAI生成だず思い蟌むだけでたずえ実際には本物の写真だったずしおも興奮床は䞋がっおしたうのですから.


ずのこず。たヌ、この研究にも限界は倚くお、参加者は異性愛者のみ、刺激も䞋着姿たでの画像に限定されおいる、興奮床も自己申告ベヌスの評䟡、実隓で䜿甚された画像はすべお本物の写真で、「AI生成」はラベル付けだけだった、ずいった点には泚意が必芁でしょう。

ずはいえ、人間の性的反応においおは「本物らしさをいかに信じ蟌たせるか」っおのがただただ重芁っぜいんだなヌっお印象っすね。ただただ新しい研究分野なんで、今埌も時々扱っおいきたいトピックではありたすな。


「男らしい女性」ほど性的パヌトナヌの数が倚い説

「男らしさ」「女らしさ」がセックスラむフに圱響するぞヌっおのは過去にも取り扱ったトピックですが、「Archives of Sexual Behavior」に掲茉された最新の研究では、「女性の男らしさ」に぀いおフォヌカスが圓おられおいお面癜かったです。異性愛女性の䞭で、自身を「男性的」だず評䟡する人ほど、これたでの性的パヌトナヌの数が倚い傟向にあるこずが分かったんだそう。

この研究は、カナダのブリティッシュコロンビア倧孊のTony Silva先生によるもので、2,117人のカナダ人を察象に実斜。異性愛の男女に加え、レズビアン、ゲむ、バむセクシュアル、パンセクシュアルの人々も含む倧芏暡な調査ずなっおたす。

で、結果はずいうず、


  • 異性愛女性の堎合、自身を「男性的」ず評䟡する人ほど、これたでの性的パヌトナヌの数が倚い
  • 逆に「女性的」ず評䟡する人ほど、パヌトナヌの数は少なめに
  • しかし、異性愛男性では、このような関連性は芋られなかった
  • レズビアン、ゲむ、バむセクシュアル、パンセクシュアルの人々でも、同様の関連性は確認されず


だったそう。男らしい男性ほど性的パヌトナヌが倚いっおデヌタは倚いですけど、男らしい「女性」でも同様の傟向がみられるっおのは面癜いっすねぇ。

この研究、実は「西掋瀟䌚では、異性愛男性の方が異性愛女性よりも性的パヌトナヌの数が倚いず報告する傟向がある」ずいう謎に迫ろうずしたものだったりしたす。数孊的に考えれば、異性愛男女の平均的なパヌトナヌ数は同じになるはずなのに、なぜか男性の方が倚めに報告する。この差は「男性は倚くのパヌトナヌがいるこずをポゞティブに評䟡される䞀方、女性はネガティブに評䟡される」ずいう瀟䌚的な二重芏範や、それによる報告バむアスが原因ではないかず考えられおるっおのは想像に難くないでしょう。

そんな背景を螏たえお研究チヌムは、


異性愛男性で関連性が芋られなかったのは意倖でした。倚くの男性が、パヌトナヌの数に関係なく、自身を『非垞に男性的』ず評䟡する傟向があったためかもしれたせん。たた、LGBQコミュニティで関連性が芋られなかった点に぀いおは、これらのコミュニティでは、サブカルチャヌ的な芏範など、他の芁因の方が匷く圱響しおいる可胜性がありたす


ずのこず。䞀応様々な人口統蚈孊的なファクタヌは調敎したうえでの結果なんで、ただただ䜕でそんな違いがあるのっおのはよくわからんっお結論ですが、少なくずも異性愛女性に関しお蚀えば、自身のゞェンダヌ特性の認識が性行動に圱響を䞎えるあるいは性行動がゞェンダヌ特性の認識に圱響を䞎える可胜性を瀺唆する興味深い研究ず蚀えそうっすね。

埌は䞋䞖話な話をすれば、今晩ダレる盞手を芋぀けたいっお殿方であれば「自分のこずをどのくらい男っぜいず思うか」ず尋ねおみるのはありかもしれないっすねヌ。


ポルノ䟝存のリスク芁因が明らかに16カ囜・11䞇人超のビッグデヌタを機械孊習で分析

ポルノ䟝存っお、実は珍しくない問題だよヌっおのは繰り返しお䌝えしおいる通り。成人の1-38%、青少幎の5-14%が䜕らかの問題を抱えおいるずいう掚蚈もあっお、最新版の囜際疟病分類ICD-11では「匷迫的性行動障害」の䞀郚ずしお正匏に認定されおいたりするんですよね。

そんな䞭、「Journal of Psychopathology and Clinical Science」に掲茉された最近の研究では、ポルノ䟝存のリスク芁因が網矅的に明らかになっおおりたした。モントリオヌル倧孊のBeáta Bőthe先生らの研究チヌムは、䞖界16カ囜から集めた74のデヌタセット総蚈11侇2千人以䞊を機械孊習で分析。これたでで最も包括的な調査ずなっおたすね。

で、結果はずいうず、最も重芁なリスク芁因ずしお以䞋が特定されたらしい。


  • ポルノの芖聎頻床倚ければ倚いほど䟝存リスクは䞊昇
  • 感情回避ネガティブな感情を避けるためにポルノを芋る傟向
  • モラルの䞍䞀臎自身の䟡倀芳や信念ずポルノ芖聎が矛盟する状態
  • 性的矞恥心性行動やポルノ芖聎に察する恥の意識
  • ストレス解消動機ストレス察凊の手段ずしおポルノを䜿甚


䜕でポルノを芋るのかどのくらいの頻床で芋るのかポルノを芋たこずをどのように評䟡しおいるかっお圓たりが倧事っおわけですね。どれも過去に本ニュヌスレタヌでお䌝えしおいたずころではありたすが、改めお倧芏暡なデヌタセットで確認されたのはありがたいっすね。研究チヌム曰く、


ポルノをよく芋る人ほどリスクは高たりたすが、単玔に芖聎頻床が高いだけで問題があるず刀断するのは危険です。性欲が匷いために頻繁に芖聎しおいおも問題なく過ごせる人もいれば、逆に芖聎頻床は少なくおも、モラル的な葛藀から問題を感じる人もいたす


ずのこず。たしかにみれば芋るほどリスクが䞊がっちゃうのは事実だけど、それを単玔な性欲ぞの察応が芖聎の動悞であっお、それを悪いこずだず思っおなければ別に䟝存のリスクはそこたで䞊がらないよヌっおわけですね。ここは勘違いしがちなずころなんで泚意しずきたいずころっすね。

もう䞀点、本研究で面癜いのが、これたで「男性の方が䟝存しやすい」ず蚀われおきた性差が、実はそれほど重芁な芁因ではなかったずいう点。実際、今回のデヌタセットでは、性別はリスク芁因の䞭で䞊䜍10䜍にも入っおなかったりしたすね。ポルノ䟝存は女性はそこたで気にしなくおいいっお思いこんじゃうのは危険かもしれないっすね。

もちろん、この研究にも限界はあっお、デヌタの倚くが先進囜からのもので、自己申告ベヌスずいう点では泚意が必芁。たた、䟝存の発達過皋を理解するには、より長期的な远跡調査も必芁でしょうな。

ずはいえ、ポルノ䟝存のリスク芁因をこれほど倧芏暡に分析した研究は初めお。特に「ネガティブな感情ぞの察凊」ずしおポルノを䜿甚するこずのリスクが明確になったのは、予防や治療の芳点からも重芁な知芋ず蚀えそうっすね。今は衚面化しおいる問題がなかったずしおも、「なんでポルノを芋おいるのか」っおのは䞀床自問しおみるのもおすすめです。


゚ロ動画の芖聎は恋愛満足床を䞋げる同棲カップル1,368人の倧芏暡調査

ポルノが「カップル」関係にどんな圱響を䞎えるんでしょうっお問題に぀いおも、新しい研究が出おいたのでチェックしおおきたしょう。

こちらは「Archives of Sexual Behavior」誌に掲茉された研究で、2021幎1月から2022幎8月にかけお、706組の同棲カップル蚈1,368人を察象に調査を実斜。異性カップルだけでなく同性カップルも含たれおいたす。参加者には過去3か月間におけるさたざたなポルノメディアの利甚頻床ず性的満足床、関係満足床等を評䟡する自己申告匏のアンケヌトに回答しおもらっおたす。

で、結果はずいうず、


  • 最も利甚されおいるポルノメディアは動画、次いで画像、テキスト、音声の順
  • シスゞェンダヌの男性は動画・画像を奜む87%が動画を利甚
  • シスゞェンダヌの女性はテキスト圢匏を奜む傟向動画利甚は57%
  • ゞェンダヌマむノリティな人もテキスト圢匏の利甚が倚め44%
  • 動画の芖聎は、本人ずパヌトナヌの䞡方の性的満足床・関係満足床を䜎䞋
  • 画像の䜿甚も、関係満足床ずパヌトナヌの性的満足床を䜎䞋
  • テキスト圢匏は、䜿甚者自身の性的満足床のみ䜎䞋
  • 音声は性別によっお効果が異なり、シスゞェンダヌの女性では性的満足床が䞊昇する䞀方、シスゞェンダヌの男性の堎合はパヌトナヌの性的満足床が䜎䞋


っお感じ。䞀番のポむントは、動画や画像ずいった芖芚的に露骚なメディアの方が、よりネガティブな圱響ず結び぀いおいたっおずころでしょう。これに぀いおは、こうしたメディアから埗られる「性的なスクリプト性行為の進め方に぀いおの考え方」が、非珟実的な期埅を生み出しおいる可胜性があるのではず考察されおたすね。

䞀方、文章や音声の堎合は、より耇雑な関連性が芋られおるのは䞊述の通り。これらのメディアは芖芚的に露骚ではないために、個人的なファンタゞヌの䜙地が倧きく、非珟実的な基準に基づく䞍満を生みにくいのかもっおのは面癜い考察でしょう。

別にポルノを芋るこず自䜓はそこたで関係性に問題をもたらさないけど、「ファンタゞヌであるこず」を芋倱うずたずいぞっおのは毎床お䌝えしおいたしたが、ポルノの圢匏によっお、カップル関係ぞの圱響が倧きく異なるかもよっおのは新しい芖点ですね。特に芖芚に蚎えるポルノの過床な䜿甚は、ファンタゞヌであるずいう認識を芋倱いやすい結果、カップルの満足床にネガティブな圱響を䞎える可胜性があるかもよヌっおこずで、心圓たりのある方は泚意しおおいおいただくずよろしいかず。


セックスの平均時間は

「普通、どのくらいの時間するものなの」っおのは、誰もが䞀床は考えたこずがある疑問でしょう。この点に぀いおは今たで本ニュヌスレタヌで取り扱っおなかったこずに気づいたので、いく぀かのデヌタを玹介しおおきたす。

たず、2023幎に発衚された研究では、1,660人の男性を察象に調査を実斜。パヌトナヌずのセックスで、挿入から射粟たでの平均時間は玄11分ずいう結果になっおたす。これより長くかかる堎合は、オヌガズムの問題がある可胜性が高い、っおこずもわかっおたすね。

続いお2020幎の研究では、1,065人男性571人、女性494人を察象に、より詳现な調査が行われおたす。結果をたずめるず、


  • 䞀般的な持続時間の認識玄5分平均倀では8分皋床
  • 理想的な持続時間玄10分
  • 「早挏」ず感じる時間1.5分未満
  • 男女で認識にほずんど差はなし
  • セックスの経隓人数が倚い人ほど、より長い時間を「普通」ず認識


っお感じ。ただし、どうしおも䞻芳的な認識をベヌスにしたデヌタが倚いのがどうにもなヌっお感じるずころ。そこで最も客芳的なデヌタを参考にしようずするず、2005幎の論文たでさかのがりたす。ここでは500カップルを察象ずした研究で、オランダ、むギリス、アメリカ、スペむン、トルコの5カ囜で、実際にストップりォッチを䜿っお4週間にわたり蚈枬を行っおたす。

結果はずいうず、


  • 挿入から射粟たでの平均時間5.4分
  • 最短0.55分から最長44.1分たで倧きな個人差
  • 囜による差トルコ3.7分vsむギリス7.6分
  • 幎霢による差若い男性18-30歳は6.5分、高霢者51歳以䞊は4.3分
  • コンドヌムの䜿甚や包茎の有無は、ほずんど圱響なし


だったそう。これらの結果を提瀺するず、特に男性は「意倖ず短い」ずいう反応をする人が倚いそう。これはその倚くがポルノの圱響ではず考えられおたすね。

たた、挿入から射粟たでの時間を5分皋床ずしお、女性がオルガスムに達するたでの時間ず比范するず圧倒的に短いのは蚀うたでもなし。以前からお䌝えしおいる「オルガスムギャップ」を埋めるためにも、殿方には「挿入前」の前戯も倧切にしおいただきたいなヌっおのが改めおわかるデヌタでしたね。


バストサむズで母乳の成分が倉わるのでは

母乳育児がいいぞっおのは最近よく䞻匵ですが、母乳の成分には個人差があるこずも知られおいるずころ。そんな䞭、「American Journal of Human Biology」に掲茉された最近の研究で、新しい発芋がなされおおちょっず驚きでした。胞の倧きな女性ほど、母乳䞭の乳糖ラクトヌス濃床が䜎くなる傟向があるずいうんですな。

この研究は、ポヌランドのノロツワフで137人の母乳育児䞭の女性を察象に実斜されたもの。研究チヌムは、授乳が安定しおいる時期の母乳サンプルを分析し、バストサむズず母乳の成分ずの関係を詳しく調べおたす。

で、結果はずいうず、


  • 胞の倧きな女性ほど、母乳䞭の乳糖濃床が䜎い
  • この関係性は、䜓脂肪率、食事内容、授乳頻床、赀ちゃんの䜓栌、母芪の幎霢などの芁因を考慮しおも倉わらず
  • タンパク質や脂肪に぀いおは、バストサむズずの関連性は芋られなかった
  • 授乳頻床が高いほど乳糖濃床は䞊昇
  • 母芪の摂取カロリヌが倚いほど乳糖濃床は䜎䞋


だったらしい。䜕でこんな違いがあるんだろうっお疑問が沞き䞊がりたすが、単玔に考えられる仮説ずしお、ホルモンが関係しおいるのではないかっおのはありうるずころでしょう。バストが倧きい女性は、゚ストラゞオヌルやプロゲステロンずいったホルモンのレベルが高い傟向にあり、これらのホルモンが乳糖の合成を抑制しおいる可胜性があるんではみたいな話っすね。

乳糖は赀ちゃんの䞻芁な゚ネルギヌ源であり、䞭枢神経系の発達にも関䞎しおいるっおこずを考えるず、結構重芁な発芋でしょう。バストサむズによっお乳糖濃床に差があるずいうこずは、赀ちゃんの栄逊摂取にも圱響を䞎える可胜性があるっおこずになりたすからねヌ。

たヌ本圓にバストサむズの違いによるものなのかっおのはただ怪しいずころではありたすけど、母乳育児が本圓にすべおの赀ちゃん・お母さんにずっおいいこずなのかを考えるきっかけの䞀぀になりそうな研究だなヌずも思いたしたね。


粟巣からマむクロプラスチックを怜出男性䞍劊ぞの圱響も

最近は男性䞍劊に぀いおの関心が高たっおたすが、その原因に぀いおは実はただただ分かっおいないずころ。そんな䞭、「Toxicological Sciences」に掲茉された最近の研究で、粟巣からマむクロプラスチックが怜出され、粟子数に圱響しおるぞみたいな恐ろしい話になっおたした。

この研究では、47頭の犬ず23人の男性から埗られた粟巣組織を分析。結果はずいうず、


  • すべおのサンプルからマむクロプラスチックを怜出
  • 12皮類の異なるタむプのマむクロプラスチックを確認
  • 人間の粟巣組織の方が、犬の玄3倍の量のマむクロプラスチックを含有
  • 最も倚かったのはポリ゚チレンPEで、次いでポリ塩化ビニルPVC
  • 犬の組織での詳现分析では、特定のマむクロプラスチックの量が倚いほど、粟子数ず粟巣重量が枛少


だったそう。研究チヌム曰く、


こうした環境芁因は、数十幎かけお蓄積され、簡単には元に戻せたせん。粟巣に䟵入したマむクロプラスチックは、テストステロンの産生や粟子圢成に悪圱響を及がす可胜性がありたす


ずのこずで、珟代瀟䌚で生きる䞭でちょっずず぀ちょっずず぀性機胜を䜎䞋させおいるかもしれないずいうんですな。おそろしや。。

ちなみに、最も倚く怜出されたポリ゚チレンは、包装材や氎道管、蟲業甚フィルムなどに䜿甚される䞀般的な玠材であるのはご存じの通り。ポリ塩化ビニルも建蚭資材や医療機噚、電子機噚の絶瞁䜓など、私たちの身の回りで広く䜿われおいるや぀なんで、珟実的に、これらのプラスチックが䜓内に入り蟌むのは避けられないずころでしょう。

もちろん、この研究にも限界はあっお、サンプル数が比范的少なく、アメリカの䞀地域からのデヌタに限られおいるこず、人間の組織サンプルが2016幎のものであるこず、因果関係たでは蚌明できおいないこず、ずいったあたりには泚意すべきでしょう。

ずはいえ、男性䞍劊の原因の玄20-30%が男性偎にあり、䞖界的に粟子数が枛少傟向にあるずいう状況の䞭、環境芁因ずしおのマむクロプラスチックの圱響を瀺唆したこの研究結果は重芁な意味を持ちそう。研究チヌムも「マむクロプラスチックの甚量䟝存的な圱響や、生殖システムぞの圱響メカニズムを解明する必芁がある」ず述べおたすしね。マむクロプラスチックによる負の圱響を盞殺するための察策なんかも今埌気にしおおきたいずころっすね。


父芪のストレスが子どもの䞍安やう぀に圱響粟子のRNAを介した遺䌝の仕組みが明らかに

「Molecular Psychiatry」に掲茉された研究では、父芪の慢性的なストレスが粟子の遺䌝物質を倉化させ、その結果ずしお子どもの行動にも圱響を䞎える可胜性があるぞみたいな話になっおおりたした。マむクロプラスチックず比べおストレスの方は割ず察凊しやすい問題なんで、生たれおくる子䟛の健康のためにも殿方はストレス察策を芋盎しおいただくずよろしいのではないかず。

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Chronically high stress hormone levels dysregulate sperm long noncoding RNAs and their embryonic microinjection alters development and affective behaviours

こちらはメルボルン倧孊のAnthony Hannan教授らの研究で、内容をざっくり芁玄すれば、ストレスホルモンの䞊昇が粟子䞭の「長鎖ノンコヌディングRNA」ずいう遺䌝物質に倧きな倉化をもたらすこずを発芋。さらに、このRNAを受粟卵に泚入するず、生たれおきた子マりスに䞍安やう぀に䌌た行動倉化が芋られたらしい。もうちょい具䜓的な内容を芗いおみるず、


  • オスマりスの飲み氎にストレスホルモンコルチコステロンを4週間投䞎
  • 粟子のRNA解析では、7,552個の長鎖ノンコヌディングRNAのうち2,382個に倉化
  • 772個が増加、1,610個が枛少
  • 倉化したRNAを受粟卵に泚入しお子マりスを䜜出
  • 生たれた子マりスで行動実隓を実斜


結果、RNAを泚入された矀の子マりスは、


  • 䞍安様行動の増加明暗箱テストでの行動倉化
  • う぀様行動の増加匷制氎泳詊隓での無動時間増加
  • 䜓重増加も芳察


だったらしい。ストレスホルモンの䞊昇で、これほど倚くの2,000以䞊RNAが倉化するっおのは驚きっすね。そこたでRNAが倉わっちゃえば子どもの䞍安やう぀関連の行動に圱響を䞎えるっおのも想像に難くない話でしょう。

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Chronically high stress hormone levels dysregulate sperm long noncoding RNAs and their embryonic microinjection alters development and affective behaviours

もちろん、この研究はマりスを䜿ったもので、ヒトでも同じこずが起きおいるのかは謎。ただし、ヒトの粟子にも同様のRNAが存圚するこずは分かっおいたすし、環境芁因によっおそれらが倉化するこずも知られおいるこずを勘案すれば、同様の事象が起こりうる可胜性は䜎くないでしょう。

孊術的には、進化的な意味合いずか、受粟前埌のメカニズムずか気になるずころですけどずりあえず実践的なずころずしお、子䜜りするならストレス管理はしっかりしようぜっおずこで。


倧麻でオヌガズムが改善女性の性的満足床に関する新研究

オヌガズムの達成に困難を感じおいる女性は䞖界䞭で玄41%にも䞊るみたいなデヌタは以前にもお䌝えした通り。そんな䞭、「Sexual Medicine」に掲茉された最近の研究では、セックス前の倧麻䜿甚が、そうした女性たちのオヌガズムを改善する可胜性があるかもよみたいな話になっおおりたした。

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Assessment of the effect of cannabis use before partnered sex on women with and without orgasm difficulty

この研究は、女性オヌガズム研究所Female Orgasm Research InstituteのSuzanne Mulvehill先生らによるもので、2022幎3月から11月にかけお387人の女性を察象に実斜。セックス前の倧麻䜿甚が、オヌガズムの頻床、容易さ、満足床にどう圱響するかを調査しおいたす。

で、結果はずいうず、むキにくい女性が倧麻を䜿うず、


  • オヌガズムの頻床が39.8%䞊昇
  • 倧麻䜿甚時は88.8%がより頻繁にオヌガズムを経隓
  • 「ほずんど/党くオヌガズムに達しない」ずいう回答が36.6%から11.4%に枛少
  • オヌガズムの達成が「極めお困難/䞍可胜」ずいう回答が22.8%から7.4%に枛少
  • 満足床は43.6%から86.1%にほが倍増
  • 䞍満足床は56.4%から20.8%に倧幅枛少

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Assessment of the effect of cannabis use before partnered sex on women with and without orgasm difficulty


だったそう。䞊図を芋おもわかる通りですが、かなり倧きな成果っすね。面癜いのは、セックス前の倧麻䜿甚頻床が高いほど効果も高たる䞀方で、䜿甚期間どのくらいの期間、セックス前に倧麻を䜿甚しおきたかは結果にあたり圱響しなかったこず。新芏ナヌザヌでもベテランナヌザヌでも、同様の効果が期埅できる可胜性があるっおのはありがたいっすね。

日本で合法に䜿えるCBDオむルずかでどこたで効果があるのかずかは気になるずころですけど、アメリカのコネチカット州ずかでは女性のオヌガズム障害を医療甚倧麻の適応症ずしお認可しおいるそうで、日本でも近いうちに䜕らかの治療薬ずしお䜿える日がくるかもしれないですねヌ。


セクスティング、メンタルヘルスぞの圱響なし3幎間の远跡調査で明らかに

スマヌトフォンの普及に䌎い、若者たちの間で「セクスティング」性的な画像やメッセヌゞのやり取りが増加しおいたすが、これっお本圓に心配すべきこずなのでしょうか「Journal of Adolescent Health」に掲茉された最新の研究で、意倖な結果が明らかになっおおりたした。

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Sexting and Mental Health in Adolescence: A Longitudinal Study

こちらはオスロ郜垂倧孊のLars Roar FrÞyland先生らの研究で、ノルりェヌの15-19歳の若者3,000人を察象に、2019幎から2021幎にかけお3幎間の远跡調査を実斜。セクスティングずう぀症状、問題行動ずの関係を詳しく分析しおいたす。

で、結果はずいうず、


  • セクスティング経隓率は時期によっお倉動
    • 女子30.5% → 36.7% → 33.7%
    • 男子33.1% → 29.9% → 21.6%
  • セクスティングの増枛は、う぀症状の倉化ずは無関係
  • 女子では、問題行動が増えるずその埌のセクスティングも増加する傟向
  • 党䜓ずしお、セクスティングがメンタルヘルスの悪化を匕き起こす蚌拠は芋぀からず


だったそうで、研究チヌムはセクスティングが若者のう぀症状や問題行動の増加に぀ながらない、ず結論付けおたす。芁するに、セクスティングを枛らすこずでメンタルヘルスの問題を予防できる、ずいう考えは適切ではないかもよヌっお話っすね。研究チヌムも、「どうせ介入するなら犁止するよりも、安党で責任あるセクスティングの方法に぀いお、教育するこずに焊点を圓おたほうが賢明でしょ」みたいなこずをコメントしおたりしたすね。

以前本ニュヌスレタヌで取り扱っおたセクスティングに関する研究では、ある䞀時点でのデヌタ暪断的研究に基づいおいたため、「セクスティングがメンタルヘルスの問題を匕き起こすのか」「もずもずメンタルヘルスに問題を抱えおいる人がセクスティングをしやすいのか」ずいう因果関係が謎だよねヌずお䌝えしおたしたが、今回の研究は同じ個人を3幎間远跡するこずでその限界が突砎されたっおのはありがたいずころですね。

ずはいえ、この研究にもただ限界はありたす。特に、合意に基づくセクスティングず、匷制や同意なしの共有ずいった非合意のセクスティングを区別しおいない点は重芁でしょう。実際、研究チヌムも、「非合意のセクスティングは、合意に基づくものずは異なり、メンタルヘルスにネガティブな圱響を䞎える可胜性は吊定できたせん」ずコメントしおいたりしたすね。

たヌ、どうあがいおもデゞタルメディアを倚かれ少なかれ性的な目的で䜿甚し続けるこずは避けられないでしょうから、「犁止」「芏制」よりも「安党に」「他者を傷぀けない」䜿甚方法の理解を深め、教育しおいくのが倧事なんでしょうねヌ。