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【読書術マスター】より多く読み、より多く記憶し、より多く楽しむ方法
「本の無い家は窓の無い部屋のようなものだ。」ハインリヒ・マン
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おくさん
2024/07/10

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今日は私の大好きな読書のお話。以前にも「メリットまみれ|科学が見つけた【読書】の効果8選」なんてエントリを書いたことがありましたね。

簡単におさらいしてみると、読書には様々なメリットが認められておりまして(上記エントリ目次)、


  1. 語彙力アップ
  2. 集中力アップ
  3. 文字通り脳が変わる
  4. 認知症予防
  5. 共感力ブースト
  6. ストレス軽減
  7. 読書で長生き
  8. 読書家は経済的に成功する


といった感じで、本を読むことで心も身体も脳も高い健康レベルを保てるんじゃないの?って話ですね。そのほか、最近話していた「スーパーエイジャーになれる!」「幸福になれる!」とか、その他にも睡眠が改善するとか性格が変わるとか色んな特典があって、一般に理解されている以上に読書の恩恵はでかいもんで、ぜひとも読書は継続して行っていきたいところ。

しかし読書をしよう!と思っても、実際のところ「続かない!」「読んだ内容が頭に残らない!」みたいな悩みを抱える人も多いんじゃないでしょうか。私も今でこそ月10冊以上はコンスタントに読めるようになりましたが、数年前までは年数冊読むどうかみたいな人間だったのでよくわかる話。

ってことで今回は、「本を読むときに何を意識すればいいのか?」「どうやって読めばいいのか?」といった「読書ティップス」みたいなものをお伝えできればと。普段と比べると科学的な信頼性は劣るものの、実践レベルで「使える」ヒントを見つけていただければと。

本ニュースレターでは、徹底的に調べあげたエビデンスをベースに「より信頼でき、真に価値ある情報」をレポートし、ゴミがあふれるネット上においてキラリと光る質の高いコンテンツを目指しています。あなたの人生を彩るヒントとしてご活用いただければ幸いです。

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目次

  1. 本を読む目的とステージの明確化
    1. カテゴリー1:楽しむための読書
    2. カテゴリー2:情報を獲得するための読書
    3. カテゴリー3:理解するための読書
    4. 読書の4レベル
  2. 読書環境の整備
  3. 背景情報をインプットする
  4. 情報を頭に残すための3つのルール
  5. 絵で記録する
  6. 読書をする人の周りに身をおく
  7. 読書記録


本を読む目的とステージの明確化

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読書を通して多くを学び、記憶に残し、習慣を継続するには、まずは読書を始める「前」の取組みがかなり大事。いわゆるメタ認知の土台を作ろうぜみたいな話っすね。

具体的にはまず今から行おうとしている「読書の目的」を定めるのが吉。例を挙げれば、『ハリーポッター』と『競争の戦略』を読む場合の目的が全く異なっているのは明白でしょう。これはジャンルが違う場合だけでなくても同様で、同じジャンルの本であっても「その本から何を学びたいのか?」をあらかじめ確認しておくのがおすすめされますね。どうせ全部頭に残すのは無理だし、自分がその知識を使うであろう場面をあらかじめ意識しておいた方が(フックが多くなるため)頭に残りやすくなるんで。

まーといっても「その目的がわからん!」って気持ちもわかるんで、とりあえず入り口としてはモーティマー・アドラーさんが『How to Read a Book』って本で紹介している読書の目的3分類を紹介しておきます。本を読もう!と思ったらまずは少なくとも以下の3つのどれに当てはまるのかだけでも確認してみて下さいませ。


カテゴリー1:楽しむための読書

言葉の通り、純粋に楽しむために本を読む読書。特段ルールはないし、読んでいる本について深く考えたり批判的に考えたりする必要もなし。目的は単純で、リラックスして物語に没頭することっすね。

一般的には小説(マンガも?)やフィクションが含まれますが、「感情表現を学ぶために読む!」とか「共感力を高めるために小説を読むんだ!」といった目的の人もいるんで、あくまで本のジャンルではなく自分が求める「目的」を意識するようにしていただくのが良いでしょう。


カテゴリー2:情報を獲得するための読書

特定の「事実」や「情報」を学ぶために本を読む読書。ただ単に書かれている事実に触れるだけ、といった読書の目的で、本だけでなく新聞や観光ガイドなども含まれますね。

このような本は一般的に知りたい情報にアクセスしやすくて、レイアウトや構成もシンプルなはず。この場合は当然ながら1ページ目から丹念に読んでいく必要はなく、求めている情報のみ目を通せば十分。辞書とかをイメージするとわかりやすいんじゃないでしょうか。仮に読書の対象が一般的なビジネス書であったとしても、特定の事柄がわからないから読んでいるって場合であれば一ページ目から律儀に読む必要は皆無なんで、ここは明確に分けて認識しておきたいところっすね。


カテゴリー3:理解するための読書

これが最重要かつ(私も含め)ほとんどの人が苦手とする傾向があるカテゴリーですな。そのため、効率と効果を高めるという点では、このカテゴリーの読書をいかに実践していくかが肝要。

当然このカテゴリーの読書では一番頭を使わなければいけないし(認知的努力を必要とする)、先入観がぶち壊されることもあるし、現状を批判的に分析しすぐには受け入れられないような考え方に立ち向かわなければならないこともあるし、とにかく一番「大変」であるってのは間違いなし。ただ一方で私たちの思考をレベルアップさせ、最も成長を促すカテゴリーでもあるんで、少なくとも今から行う読書は「理解するための読書」なんだって認識しておくことで多少の不快や退屈に対しても向き合う覚悟ができるでしょう。


読書の4レベル

まー実際のところ「理解するための読書だ!」って思っても結構抽象度高すぎるんで、次のステップとして「この読書がどの『レベル』に当てはまるのか?」を確認しておくのがおすすめ。このレベルわけは基本的には上の3つのカテゴリーすべての読書で使えますが、個人的には「理解するための読書」の時に主に使ってますね。


レベル1:初級読書

このレベルは「ページや段落レベルで内容がいまいちわからない、、かも?」ぐらいのイメージ。「初級」と言えどそもそも難易度の高い本や新しいジャンルの本を読もうとすれば知らない単語も多くなるのは当然なんで、読書を習慣化してもこのレベルの読書は何度も行うはず。

これから読みたい本がこのレベルにあると思ったら上記カテゴリーにある「情報を獲得するための読書」も並行して行うべきで、「マンガでわかる〇〇」などを使いながら、単語や背景の全体像を把握する、みたいなところから手を付けるのが吉。「入門書」って書いてあるから、、と背伸びして普段と同じスピードで読んでも結局何も頭に残らないし、そのショックで読書を続けるモチベーションが下がることになるのでいいことなし。読み解くための知識が足りてないなーと思ったらまずは「急がば回れ」で基礎知識を身に着ける、少なくとも適宜確認できる環境を整えましょう。


レベル2:点検的読書

この2番目のレベルの読書は、初級レベルはクリアできてるけど、本全体としての枠組みや主張が理解できるか?にやや不安があるレベル。点検的読書のレベルでは、「体系的なスキミング」と「表面的な読書」の2つの要素が意識すべきとされてまして、何のこっちゃといえば、


体系的なスキミング

体系的なスキミングってのは、ざっくり目を通してこの本が本当に時間をかけて読みたい本かどうか?を判断することにあります。「この本は、人生のこれからの数時間をかけてでも喜んで読みたい本だろうか?」を自問しましょうよって話っすね。

というと「そんなん実際に読んでみないとわからん!」という気持ちが湧いてくるのもわかりますけど、やっぱりまずはタイトル、紹介文、目次だけ見て、その本が何について書かれているのかを判断し、超ハイレベルな構造を理解すべきでしょう。この点、要約サイトとかを利用するって手段もありますが、投稿者の主張がバイアスとして入ってしまう可能性がある点には注意が必要っすね。


表面的な読書

こちらは体系的なスキミングに似てますが、「考察や分析はせずにさっと本を読み通す」みたいな定義。要するに、「理解する」ために読むのではなく、より深く(レベル3)読み解くほどに十分面白いかどうかを判断しようよって話。基本的には各章の一文目と最終文だけ読む程度でOKで、時間はそこまでかける必要がいものの、案外やってみるとこれだけでも(今の)自分にとって魅力的かどうかはわかるんで、お試しあれ。体系的なスキミングで何となく本の概要をつかんで自分の興味を引くかを確認したうえで、表面的な読書で全体像を把握、細かいところも知りたいか?を2段階で確認するイメージですね。


レベル3:分析的読書

読書の第3レベルは、本を深く理解・考えること。レベル1でこの本を読めるだけの基礎知識があることを確認し、レベル2でこの本を読むんだ!って決めうえで、本の中心的な意味を発見し著者の主張を評価し本を徹底的に理解しようではないか!というレベルですね。

アドラーさんは「読書は積極的であればあるほどよい」と言っていたりして、本文にマーカーを引いたり、線でつないだり、余白にメモを残したりして自分だけの本を作ることをすすめてますが、これも分析的読書の一つに当たるでしょうね。

ここで抑えるべきはいわゆる「アクティブリーディング」ってやつですが、なんでもかんでもメモっても意味ないんで、以下の3つのポイントを意識してひとり言言うなりメモするなりするのがおすすめです。


全体論的質問:この本・段落は全体として何について書かれているのか?

レベル2で考えた問いとの違いは、「自分がこの本に立てた問い」の答えがなにか?も含まれる点。筆者が結局何言いたいのか?だけではなくて、この本・段落から自分が学んだ全体像は何か?を整理する、ってイメージっすね。


具体的質問: この本は具体的に何をどのように語っているのか?

各章(または節・段落)で筆者が述べているキーとなる主張や命題について、それを自分の言葉で言い直したらどうなる?を確認する質問。もちろん全部の主張に対して行う必要はないですが、自分が大事と思った点についてそれってつまりどゆこと?自分の体験や前に読んだ本と結びつけるとしたらどうなる?みたいなことを考える質問ですね。「流暢性の錯誤」なんて言ったりもしますが、読んでるときはスムーズに読めて「わかった」気になっていたとしても、自分のことばで言い表そうとすると自分の理解の欠落に気づきやすいんで、この質問もかなり大事っすね。


真実性質問:その本って全体的であれ部分的であれ真実なんやろか?

こちらは筆者の主張や視点について理解し自分の中に落とし込んだうえで、「で、それって実際正しいの?」を自分に問いかける質問。ほかの本と矛盾しているところはないか?論理が破綻している点はないか?あるとしたらどのように修正できるかを?を批判的・分析的に確認するための問いかけですね。この取り組みによって、(仮に本の内容が間違っていたとしても)自分の中に視点や自分の考えたアイデアが定着しやすくなるのがうれしいポイントですね。


「自分が何を考えているか分かっているが、それを表現できないと言う人は、たいてい自分が何を考えているか分かっていない」アドラー


レベル4:全体読解

こちらは先の「真実性質問」の延長ともいえますが、複数の本同士が互いにどのように関連しているのか?を明確にするレベルっすね。これによって自分の中で「体系」が形成され、読んだ本の内容が頭に定着しやすくなることが期待できます。

これは「鳥類博士と植物博士」を比較した研究を考えるとわかりやすくて、


  • 彼らは大量に鳥や植物を知っていて、鳥類博士は新しい鳥を、植物博士は新しい植物を覚える能力が著しく高い
  • しかし鳥類博士に植物を、植物博士に鳥を覚えさせようとしてもその記憶力は一般人並み


ってな報告があるんですよ。つまり、人は自身の中に形成されている体系に従って記憶を定着させていくんで、一冊一冊の本を個々に覚えていくんじゃなくて、自分の中の少数の体系の中であればどこに位置するのか?ほかの本とはどのような関連性にあるのか?を意識しようぜ、じゃないと記憶に残らないのもしゃーないわなって話ですな。

ジョブズさんも「創造性とはつなぐことだ」みたいなことを言っていましたけど、このポイントを意識しておくことで、点(本で学んだ内容)をつないでいくことで新しい視点を見つけることにつながる(創造的なアイデアが浮かぶ)って利点もあるんで、「全体読解」の意識はぜひとも持っておいていただくとよいのではないかと。

読書環境の整備

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ここまで、思った以上に長くなってきてるんで、ここからはなるべく簡潔にチェックしていきましょう。

当然ながら読書をするには「環境」の整備もかなり重要。自然に身を置くと集中力が上がるぞ!とか川の音が一番読書効率が高いぞ!みたいな研究もあったりしますが、実際のところ反例もったりするんで、とりあえず最低限これは間違いなく守っておいたほうがいいぜ!っていう2点を挙げてみます。


  • 静かで快適な空間を見つける:
    読書をする環境は、集中力や情報保持力に大きな影響を与える。静かな場所、照明が十分、快適な姿勢で座っていられる場所を見つけること。さらに外的なノイズだけでなく内的なノイズ(人からどう見られているか心配など)も少ない環境選びがマスト
  • 気が散るものを取り除く:スマホやSNSの通知など、テクノロジーに気を取られがちなのは周知のとおり。読書を始める前に、すべての電子機器をしまうか、マナーモードに設定すべき。スマホがただ近くにあるだけでも集中力は下がるんで、できればデジタルデバイスが手の届かないところまで離れるのがベター。


背景情報をインプットする

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あらかじめ本の著者や背景知識に関する情報をインプットしておくことで、本を読むモチベーションや効率が大幅に向上することがわかってまして、こちらもぜひやっておくとよろしいのではないかと。ここでいう背景情報ってのは、以下のような要素を表してます。


  • 著者はなぜこれを書いたのか?(何か意図があったのか?)
  • 著者の経歴は?
  • 他にどんな本を書いているのか?
  • どこで書かれたのか?
  • 執筆当時の政治、経済、文化状況は?
  • その本は翻訳されたり再版されたりしたか?
  • 戦争、経済恐慌、指導者の交代、新技術の出現など、重要な出来事は執筆中に起こったか?


研究では、例えば、「トム・ソーヤーの冒険」を読んでもらう際、マーク・トウェインの情報を提供し、この時代背景などを理解させることで、エンゲージメントと集中力が向上したぞ!みたいなことが示されてたりしますね。

そのほかにも背景情報をインプットしておくメリットはいろいろ確認されていて、まあ多くの人にとってやっておいて損はないといえるでしょう。


  • 読書スピードの向上
  • 没頭できる確率のアップ
  • 読書を継続的に行うモチベーションの向上
  • 理解力・読解力の向上
  • 他の作品とのつながりをスムーズに理解できるようになる

情報を頭に残すための3つのルール

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ここまで紹介してきたことを実践してみると意外と頭に残るようになるでしょう。もっと徹底的に記憶に残したい!って方は以前noteで紹介した「100年以上の科学に裏付けられた最強の2大学習法」なんかをご参照いただければと思いますが、殊読書という点では、「印象、連想、反復」の3つの要素を意識していただくことで記憶への定着率はさらに上がるはず。


  • 印象:文章に感銘を受ける。立ち止まって頭の中に情景を思い浮かべ、偉大さ、衝撃、自分自身がその場にいるイメージなどの要素を加えて、印象を強化する。例えば批判されている人が登場してきたなら、自分自身が壇上で罵倒を浴びている場面を想定できるかもしれない。


  • 連想:すでに知っている何かと文章を結びつける。上述した通り別の本の内容と結びつけるだけでなく、メモリーパレスの要領で家の中や通勤ルートの事柄と結び付けてもいいし、身近な人のイメージと結び付けてもいい。とにかく「先行知識との連結」によって記憶に残る確率は格段に上がる。


  • 反復:繰り返せば繰り返すほど、覚える量は増える。ただし再読したりハイライトをつけるだけでは意味がないのこれまで何度も申し上げてる通りで、面倒ならとりあえずクイズ形式にして復習できるようにしておく。これは『How to Talk About Books You Haven’t Read』っていう本の著者であるピエール・バヤール先生も協調していたポイント


ちなみに、以前友人から「キンドルってコピー限界があるのになんでそんな数のクイズ作れてんの?」って聞かれたことがあるんですが、以下の要領で無限にカード作ってます。


  • 覚えておきたいところをハイライトする
  • Annotationsを開く
  • 3点リーダーからコピーする
  • Quizletにペースト
  • 朝と空き時間に無限に復習する


めちゃくちゃシンプルですが、結局この方法が一番早くて楽なんじゃないかと思ってます(もっといい方法知ってる方いれば教えてください)。あと以前まではクイズアプリとしてAnkiをすすめてましたが、ここ1年くらいはQuizletの方が使い勝手いいんじゃないかと思って乗り換えました。別にAnkiが提供してくれる間隔って科学的には最適じゃなかったりしますしねー。

絵で記録する

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上記の「具体的質問」などではメモとして残すこともあるでしょうが、この場合は文字でつらつら書くより絵でかくのがおすすめ。

いわゆる「A picture is worth a thousand words」ってやつで、これは実際に研究でも証明されているところなんですな。つまり、学んだ内容を文字でメモするよりも絵で残したほうが記憶に残ったし読解スコアも高かった、と。

というのも、文字情報だとどうしても「何となく」で記録できてしまうのに対して、絵だと「何を書くべきか?」を考えるためにいったん本質を「理解」しなきゃいけない作業が入るんで、いやがおうにも「考え」ないといけないんで(エンゲージメント)、結果的に内容理解、記憶定着率が上がるんですな。

さらにビル・クレム博士によるとここで書いた絵たちをストーリーとしてつなげることによってより全体の理解、記憶率も上がるらしいんで、これも試してみるとよろしいんじゃないかと(これは私はやってなかったんで試してみよう)。

読書をする人の周りに身をおく

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「読書が続かない!」って人にはシンプルながらこの方法が激しくオススメ。「人間は最も近くにいる5人の平均値になる」みたいな話もありますが、結局人間は周りの人に強い影響を受けるんで、読書だけでなく何か習慣を身につけたいんだったらその習慣を既に身に着けている人たちと一緒にいる時間を増やそうぜって話っすね。実際、研究ではパートナーがジムによく言っている人ほどジム通いが習慣化しやすいみたいな報告もあって、やっぱ周りの影響ってすごいなーと思いますね。

読書に限って言えば、読書習慣の「伝播」効果は子供でも確認されていて、スコラスティック社の調査によると、読書をする大人および子供が身近にいる子供は、頻繁に(週に5~7日)読書をしている確率が明らかに高かったんだそう。子供に本を読んでもらいたい!って思っている方はまず「背中で見せる」ってのがいいのかもしれませんねー。

読書記録

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習慣化を目指すなら「記録をつける」のも一ついい手でしょう。実際、研究でも、


  • 読書記録をつけることで、自分の進歩が目に見える形で証明され、モチベーションが高まる
  • 具体的で測定可能な目標を設定し、進捗状況をモニターすることで、読書習慣を継続できる可能性が高まる
  • 結果責任感が生まれ、長期間にわたって読書を続けられる


といったところが示されてたりしますね。さらに読書を記録することによるメリットはほかにもいろいろ認められていて、


  • 読書量の増加
  • 読書モチベーションの向上
  • より大きな達成感
  • 読書の時間管理がしやすくなる


ってところもうれしいっすね。

読書を記録する方法はいくつかありますが、基本的にはお好きな方法で記録いただくのがいいでしょう。あんまり読書好きじゃないんだよなーって方はデジタルツールでの記録の方がいいかも?なんて示唆もあったりはしますが、個人的には大差ないだろうと認識しています(それより個人差の方が明らかにデカそう)。


  1. 紙や本自体: タイトル、著者、日付、読んだページを記録する
  2. デジタル:GoodreadsやStoryGraphのようなアプリのほか、スプレッドシートなど
  3. 視覚的な記録: 1冊読み終えるごとに本の形をしたアイコンに色を塗るなど


個人的には今はすべてNotion(amazonのページからNotion saverで保存)で一元的に管理しちゃってますねー。

さいごに

日々健康、心理分野などの最新学術論文を発信をしているので、ぜひフォローお願いいたします。